2012年12月7日金曜日

スマホで手軽に健康管理ができる 体調の変化に備え

 ◆体調変化に備える

 川崎市中原区の女性会社員(26)は4月、スマホの購入を機に、女性向けアプリ「女子カレ」の利用を開始。仕事のストレスなどで生理不順の時期があり、体調管理のため毎日基礎体温を付けている。これを記録するアプリを探していた。従来は紙の基礎体温表に記録していた。

 生理日の予測機能もあり、「痛み止めや替えの下着などを事前に用意しておくことができる」と便利さを実感している。

 「女子カレ」はIT(情報技術)企業のサイバード(東京都渋谷区)が昨年2月、提供開始。iPhone(アイフォーン)、アンドロイド端末のスマホにダウンロードして使う。今年10月末時点で約120万ダウンロードの人気アプリだ。

 アプリ名は「女子カレンダー」の略で、カレンダーやスケジュール帳、日記帳などの機能がある。特徴的なのは生理日(24回分)や基礎体温、体重を記録できる点。生理日の記録から次の生理や排卵の予定日を予測し、カレンダー上に表示する。妊娠しやすい状態かどうかを5段階で表したり、体調に関するアドバイスを示したりする機能もある。

 事業責任者の同社MC2事業本部、荻野玲奈さんは「女性が自分の体の状態を知り、変化に対して備えることができるものを目指した」。

 ◆家族や友達と共有

 一方、大手家電メーカーのパナソニック(大阪府門真市)は10月、アンドロイド端末のスマホを使って測定データが管理できる健康機器3種類を発売。「手くび血圧計」、体重や体脂肪率など10項目が測定できる「体組成バランス計」、毎日の総消費カロリーなどが測定できる「活動量計」だ。

 専用アプリ「パナソニックスマートアプリ」をダウンロードしたスマホを各機器の本体にタッチすれば、測定データを簡単に取り込める。スマホでは各項目の測定数値や、それらの推移がグラフで確認できる。測定データを家族や友達と共有する機能もある。

 健康機器大手のタニタ(東京都板橋区)も8月、スマホ(アンドロイド端末)と連動した体組成計を出した。体重、体脂肪率、筋肉量など9項目のデータが測定するたびに無線でスマホに送信される。利用時には専用アプリ「a-Tanita」のダウンロードが必要だ。

参照
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121207-00000501-san-hlth





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