2012年7月6日金曜日

ラジオサービス「radiko.jp」が視覚障害者向けモバイル端末でも聴取可能に―静岡県立大学などが専用アプリを開発






静岡県立大学 国際関係学部と radiko は2012年7月4日、視覚障害者向けモバイル端末「ブレイルセンス」シリーズ専用の IP サイマル ラジオ放送ストリーミング配信サービス「radiko.jp」聴取アプリケーション「radiko.jp アプリ」を共同で開発した、と発表した。

ブレイルセンス シリーズは、点字キーボードによる文字入力や各種操作、点字ディスプレイ表示、音声の読み上げ、文書作成、電子メール、Web ブラウザ、DAISY 図書や音楽の再生、電子辞書、GPS ナビ、FM ラジオなどの機能を搭載したモバイル端末。「ブレイルセンス U2」(58万円)と「ブレイルセンスオンハンド」(38万3,500円)の2種類がある。


これまでの ブレイルセンス シリーズでも FM ラジオ放送の受信は行えたが、電波受信状況によっては良質な音が提供できないという問題があった。他方で、地上波ラジオ放送をインターネット ストリーミング配信する radiko.jp は電波状況に左右されず、クリアな音質を届けることができる。そこでブレイルセンスで radiko.jp を聴きたいという視覚障害者からの要望があり、radiko.jp アプリの共同開発に至った。

同アプリは、点字キーボードで起動や選局などが操作でき、視覚障害者がより手軽にラジオを聴取できるよう設計したという。通常の Web 版やスマートフォン向けアプリ版の radiko.jp とは異なり、各種テキスト情報は音声読み上げもしくは点字で伝達する。

参照
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120705-00000017-inet-mobi

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